新刊『14歳から考えたい:アメリカの奴隷制度』

ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ著、月沢李歌子訳、2022年2月12日、すばる舎

まだ終わっていない。«自由»を奪われた人々の歴史は現在の«人種差別»にもつながっている。17世紀から19世紀半ばまで、アメリカの発展は奴隷の労働力を搾取することでもたらされた。その傷は癒えることなく、奴隷廃止から160年がたつ今も、社会の分断を引き起こす――。ヨーロッパによる奴隷貿易の始まりから、北アメリカ大陸奴隷制度が定着するプロセス、そしてアメリカ合衆国の成立と南北戦争を経て奴隷制度が廃止されるまでを、多くのエピソードとともに具体的に描く。(引用元